マリモドットコム

この時代に出版社で働く者の日記

死ぬ練習初日

面倒くさい。色々面倒くさいのだ。

 

いっぺん死んでやり直したくなったので、有名な死のワークを少々。

今日から自分に四つの問題を出す。

「下記についてそれぞれ三つ挙げて紙に書きなさい。書いたら丸めて捨てなさい」

 

「大切な人」

「大切なもの」

「大切な思い出」

「やり残したこと、もしくはやり続けたいこと」

 

初日は大切な人について。

 

一枚目に娘の名前。二枚目に妻の名前。三枚目に早川さんと書いた。

 

三枚目は五分後に捨てられた。二枚目は三十分後に捨てた。一枚目がなかなか捨てられない。いくらワークといっても、一時間以上かかってやっと捨てた。

 

元々三人とも二十代まで知らない人だったし、出会わなくても生きてきたことに気づいた。誰に期待しなくても、寄り掛からずとも、これからは生きていけるなと思った。捨てたら今日まで苛立ってきた事が消えて無くなったような気がする。